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ある少年

エドリン

えどわど語り
えちしてるから18禁
リンエドじゃないもん爆





ベッドに腰掛けて、床に寝そべって読めもしない本をぱらぱらと流しているリンを呼ぶと、主人に呼ばれた犬の様にすぐに振りむいた。そのたびにまるで自分がこいつにとって特別なんだと、淡い夢を見る。
彼はきつく細い目を俺の視線に絡ませたままゆっくりと四つん這いで足元まで寄ってきて、俺の両膝の間に落ち着いた。こいつに見上げられると俺はなんだか大人になったような気がして、優しく頭を撫でた。
リンは嬉しそうにふふ、と笑うけれど すぐにいつもの笑顔を張り付けて、キスもせずに俺のパンツのベルトをかちゃかちゃと素早く外して、ジッパーを下げて下着を下ろして、俺のを根元まで咥えると、まるでこいつが俺を慰める為だけに生れてきたかのように、性器にむしゃぶりついて必死に頭を動かしている。
それが理由で関係を持ったわけじゃないけど、リンはすごくフェラがうまいよ。それ以上に、とても飢えた表情で俺のものに吸いついて、そこから俺の何もかもを吸い上げようとしているみたいで、あまりに気持ちが良くておまえの頭も撫でる事が出来ずに、シーツをぎゅうと握りしめたまま絶頂を迎えた。
「くっ…あぁ…リン、も、イ………ーッ!」
口の中に出してはかわいそうだ、と思って彼の口から抜こうとしたが、達する瞬間に強く吸われてしまって、中にぶしゅっと出してしまった。
気持ちが悪いだろうに、それを一滴残らず飲み干してくれた。ごめん、と頭を撫でると、また嬉しそうにふふ、と笑った。その笑顔がかわいくてキスしたくなって、顔を近づけると、咥えた後だし、汚いから。と訛りのまじった声で言われた。俺は綺麗とか汚いとかじゃなくて、キスがしたいのに。
そう思っている間にリンは衣服を脱いでいて、ベッドの脇のローションを取り出して、自分で後ろの穴に垂らして、指をゆっくり中に入れてほぐしている。リンは紅い顔でちょっと待ってね、と笑った。なあ、それって入れる方の俺がやる事なんじゃないのか。なんだかお預けをくらった気分がして、戸惑うリンを無視して彼の指が入ったまま強引に俺の指を突っ込んで、どこをどうすればいいかは判らなかったけど、あわてて指を抜こうとする彼を制止して、ふたりで中を掻き回した。
リンが2本で俺も2本で、合わせて4本入れた。
いつもはしない事だからリンもいつもより興奮してて、駄目、駄目って言いながらもひっきりなしに声を上げる。
さすがに俺も余裕が無くなって、そろそろいいか、と言うと息を乱しながらこくん、と頷いてじゃそこ横になって、と言うから言うとおりにすると俺のものを掴んで、恥部にあてがうとゆっくり息を吐きながら腰をおろしていった。
リンの身体にずぶずぶと呑み込まれて、背筋に電流が走るような感覚と熱に溶けそうになって、入れただけで息が荒くなる。リンがゆるゆると腰を振ってぐちっぐちっと音がする。ごめん。ほんとに余裕がない。
もとはというとリンに俺の自慰行為を見つかってそのまま彼に食われた、というのが関係の始まりだが、情けない話、未だに俺はリンに与えられる快楽に勝てない。
彼に比べてそういう経験が無かったとはいえ、リンには悪いと思ってる。
腰の動きが激しくなってきた。リンの息も上がってきて、ん、ん、と声を漏らしている。声抑えなくて、いいのに。そう思いながらもまた俺は彼の動きに耐えられずに喘ぐばかりだ。
それはまるでリンが一方的に俺のものを身体全体で扱いているだけのようで、俺達セックスしてないみたい。
黒髪を振りみだしながら腰をガクガクと打ちつけるリンを薄眼で見上げた。
俺、リンすきだよ。リンはどうなんだろう。なんでおまえはセックスもできないような餓鬼の身体を夢中になって貪るんだろう。その割には俺が愛撫しようとすると拒否するし、キスも求めないし、好きだとか愛してるだとかさえ言う事もない。
俺はリンの何?
だらしなく唇を開き息を荒げて、追い上げるようにさっきよりいっそう激しく腰を振るリンに、今にも達してしまいそうになるのを耐えながら、「好きだ」って言った。
リンは今、なんて?という顔をして細い目を大きく開いて、次に瞬きしたかと思うと、ぽろぽろと涙を零した。
あとは何も言わなかった。
ただ腰を動かして、ふたり同時に果てた。

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